「教誨師」を読んだ。 50年の間に死刑執行に立ち会い続けた渡邉普相という人の体験談が書いてある本だった。 紀伊国屋書店が推薦していたので、軽い気持ちで買ってみたが、内容は想像以上だった。
教誨師は死ぬ運命にある死刑囚と対話と続けつつ、最後に執行の瞬間まで立ち会う職業だあるとは知らなかった。 死刑執行を取り囲む人の様子が一番印象に残った。 70年代の死刑の執行は、ある刑務官がハンドルを引くと床が空き、首が締まる仕組みになっている。 なので、現代とは異なり、執行する人にもかなりのストレスがかかる仕組みだった。 執行した人が他の刑務官に声をかけられるまで、放心状態であった描写は何か印象に残っている。
死刑囚との対話の様子は、死刑って本当に必要なのだろうか?と考えてしまった。 うーん、、、
知性の罠を読んだ。 陰謀論にはまったノーベル賞学者の話などの個人の話に閉じた本だと思っていたら、終盤は組織を対象とした話があり、最後まで面白く読めた。
僕にとってはは学びが多い本だった。 IQなどの知能を計測するための指標の話も良かったが、世間的に賢いとされる人が陥りやすい罠についての話が一番印象的だった。 このような罠にはまらないために、他の人の意見に耳を傾ける謙虚さが必要であるという当たり前のことが書いてあったが、実践できているかと聞かれると微妙だ。 罠にかかる人は、謙虚ではない特徴があるらしく、自分と重なった。 過去に、自分が出した研究アイデアに固執したり、査読の結果について文句を言ったりしていた。 この行動は、本書の中で取り上げられていた謙虚さが無い人の典型的な行動に当てはまるので、刺さった。。。 謙虚さを見につけるようにしていきたい。
チームについての話は、直感を裏切るような話が多かったので、ぜひ本を読んで体感してもらいたい!
ゴリラ裁判の日を読んだ。 ローズが動物園を相手に、夫を殺されたことについて裁判を起こす話だった。 ある日、人間の子供が動物園の檻の中に入ってしまい、その子供をゴリラが引きずる事件が起きる。 そして、動物園はそのゴリラを殺した。 このゴリラがローズの夫であり、これは不当だとして訴えた所が話の序盤である。
ローズの一生に沿って、自然に話が展開されていくから、ゴリラの視点で話が楽しめた。 言葉を学習する様子だったり、言葉を理解できるからこそ見えてくる他のゴリラとの違いについての考察が面白かった。 特に、ローズが人間の文化などを理解しようとする謙虚な姿勢は、胸を打たれた。 このゴリラの姿勢を見習ってコミュニケーション取れるようにしたいし、ちゃんと言葉にして伝える重要性を痛感させられた。
まさか、プロレスをすることになるとは思わなかったけど。。。