虚の伽藍を読んだ。 いやー、面白かった。 400ページくらいあるが、一気に読んでしまった。
主人公は、日本仏教の最大宗派で働く僧侶の陵玄。 この僧侶が、京都の土地に関する書類が不足している所から話が始まる。 同時に京都闇社会と繋っていく。。。という内容の小説である。
第一部と第二部に分かれていて、一部では陵玄が組織の不正を暴き、出世する話だ。た。 二部では、宗派内の権力争いの様子が書かれている。
陵玄は、仏のためと言いながら、様々な悪事に手を染めていく様子にぞっとした。 二部の権力争いの内容としては、選挙の票集めの事だ。 この票集めの道中で、一部で繋った闇社会の人間を易々と切り捨てていく。 ほとんどの人が死んでいく様子を見ながら、ここまで人が変わるのかと思った。 選挙に陵玄は勝つのだが、選挙の一番のライバルである親友を自殺に追い込むのは見ていられなかった。 この一部と二部の陵玄の豹変っぷりが味わえてとても良かった。