文化系のための野球入門を読んだ。 日本に野球が持ち込まれてから、現代までどのような変遷を辿ってきたのかを解説しつつ、批評している本だった。
野球という一つの題材を、ジェンダーや歴史、社会など色々な側面から論じていて、面白かった。 野球が元々サブカル的なものであったことや、甲子園が成立に至るまでの経緯など、知らなかったことが多かった。 甲子園は、明るいニュースを生み出す必要があって企画された側面があったことや、球場のスタンド?に入ることができる女子が1人までという規定があるというのは知らなかった。 この規定については、甲子園の伝統とやらを守るという本音が隠れているという指摘など、ジェンダー論などにも踏み込んでいて、そこまで分析できるんだという視点が新しく得られた。
野球だけではなく、体育や他のスポーツについて論じている点も学びになった。 他のスポーツを同じように分析してみると、どのような結論が出てくるのか興味がある。 野球と比較されがちなサッカーについてはどうなんだろうか。