中山七里の「有罪、とAIは告げた」を読んだ。 東京地裁を舞台に、人間の裁判官と同じ判決を出力できるAI裁判官「法神」の判決を巡るミステリー。 最初は、AI裁判官の導入や性能評価の話をしている。 この「法神」が、ある殺人事件において死刑を宣告する所から物語が大きく動き出す。
上手く言語化できないけど、すごくもやもやした。 AIに流される人やAIの営業をする人の行動や言動にムカついただけな気がしてきた。 AIは中国との技術交流の名目で持ち込まれていて、「法神」にはある秘密がある。 この秘密については現実味がある程度あると思うのだけど、露悪的過ぎのようにも感じた。
AI時代において、人間の仕事は責任を取ることであるということがメッセージの中核にあると思う。 これ、柞刈湯葉の「未来職安」の話と同じだ。 場所が裁判所か、架空の職業かという違いくらいしか無いんじゃないか?