#+TITLE 魚が存在しない理由
「魚が存在しない理由」を読んだ。 アメリカの生物学者で、スタンフォード大学初代学長のデイヴィッド・スター・ジョーダンと著者を巡る話だった。 タイトルが気になって手に取っり、生物学についての内容を期待していたが、良い意味で裏切られた。
ジョーダンは、様々な新種の魚を大量に発見した優秀な生物学者であった。 そして、スタンフォードの学長に就任した後も、標本を作り続けた。 落雷により標本が燃えてしまっても、地震によりめちゃくちゃになっても。 著者は、何がジョーダンをここまで執着させたのかに興味を持ったことをきっかけに、彼の人生を調査してる。
ほとんどが、ジョーダンと著者の人生で、魚類が存在しない理由については後半に少しだけ語られる。 この構成が見事だった。 前半まではジョーダンの功績が説明されるが、後半部分からその影の部分が語られる。 ジョーダンの死後に明らかになる、魚類という分類が恣意的に定義されていたという事実は、色々な事を考えさせられた。 悔しいことに、これが上手く自分の中で言語化できない。。。
読む人によって感想が違う気がして、良い本だった。